井坂隼写真展 8/3(土)〜8/10(土)

130703001

2012年7月8日、昭和30年より営業を続けていたいせや公園店が改築に伴い一時休業し、創業以来建て増し継ぎはぎを繰り返してきた店舗は取り壊された。
いせや本店の全面改築から遅れること6年、吉祥寺の昭和を知る店ががまた一つ無くなった。

20歳になり吉祥寺で育った父親と酒を呑むようになるまで、昭和62年に生まれた僕は、いせやが見守ってきた昭和の吉祥寺を知らなかった。
だけど、やきとりと焼売(実はこれが最高にうまい)をつまみにいせや公園店で聞かせてもらったこの街の話からは、2012年当時と変わらない店の姿を容易に想像することが出来た。

人の記憶は曖昧で不安定だ。
足繁く通った街の風景の、どこにどんな店が並んでたかなんてことはきっといつか忘れてしまう。
だから僕は、父親が僕にそうしたように、この店の最後の日を記録に残すことにした。

今回の展示は、父親から譲り受けたカメラを片手に記録した公園店の在りし日の姿を、少しでも多くの人に忘れないでもらうための展示です。

・プロフィール
井坂隼(イサカジュン)
1987年2月1日 東京生まれ
早稲田大学教育学部英語英文学科卒
19歳の時、編集者である父にニコンを譲り受け写真を撮り始める。

Share This